世界2位の日本語学習者数を誇るインドネシア
現地親日コミュニティ創設と日本語対話力を培う環境整備
町中を歩けば日本食レストランがあったり、インドネシア独立戦争で共に戦い、初代大統領のファーストレディーがかの有名なデビ夫人であったりと、歴史的にも、文化的にもつながりが強いインドネシア。そんなインドネシアでは日本語学習者数が約750,000人と世界第2位の多さを誇るほどに、数多くの日本ファンが存在しています。しかし、これだけの日本語学習者が存在する中、日本への就職や留学率が、他国よりあまり伸びていないのが現状です。
我々が感じる一番の課題は、キャリア教育による意識改革にあると考えています。。
インドネシア国内において読み書きでの日本語については学ぶ環境は整っているものの、ビジネスや生活において日本語での生きた会話を学ぶ環境がないことにあると考えます。
エンジンインドネシアでは、より多くの日本ファンを日本へ渡航しやすいような環境作りを目指すべく、日本語を学ぶ上での対話力向上や、日本で働く際の必要な情報を提供することで、キャリア支援を行っています。
インドネシア法人の事業概要
日本語を使って働くことを目指し、日本語能力試験対策として様々な塾や予備校へ通う方々が待ちし8,000人以上いますが、実際に、日本の企業へ就職できる人材は500人ほどと一握りなのが実態です。その大きな原因のひとつとして、日本語での対話力にあると我々が考えています。
そこで、エンジンインドネシアでは、日本語を学びながら、同時に彼らのキャリアを自分たちで考えられるような独自の教育方法を使用し、日本語学習者のサポートを実施しています。
実践的な日本語会話を学ぶプログラムを実際に日本留学や日本企業への就職を経験しているインドネシア人と開発を行っています。
経産省事業「親日派コミュニティ構築事業」の一環で、日本政府支援のもと「日本ファンコミュニティ」を創造するために設けられたJapan Academia Clubを引き継ぎ、インドネシア国内の日本語学習者を巻き込んだコミュニティーを運営しています。彼らが自ら日本に関する情報発信やイベントを開催しながら、言語や文化的学びはもちろん、日系企業や日本政府関係者などの方々も巻き込み、オールジャパンで学びの場を提供しています。
また、コミュニティーをとおして、留学や就職といったキャリアに関するサポートも行っています。
インドネシアにおいて、学生時代に働く環境に身を置ける機会はほとんどありません。バイトをする機会すら多くなく、実践的なスキルを身に付けるのは大学卒業後からがほとんどです。我々は、学生時代から実践的なスキルをより早く身につけてもらえるよう、日本へ学びに行ってもらうことで、日本への興味を深めつつ、働くということに対してのキャリア意識を高めることを行っています。
Hina Nii -PT ENJIN TALENTA NUSANTARA 代表
インドネシア大学、ダルマ・プルサダ大学、ナショナル大学にて日本語教育およびキャリア教育支援に従事。
経済産業省「親日派人材コミュニティ事業」において、Japan Academia Club in Indonesiaのコミュニティ構築事業の統括に従事。
インドネシアにおいてキャリアセミナーの開催や、日本語会話教室の運営を行う。
Alvin Mariogani -PT ENJIN TALENTA NUSANTARA 共同代表
インドネシア高校卒業後、文部科学省の奨学金プログラムで2008年に来日。 東京大学大学院卒業後、株式会社ヨシタケに入社し、バルブの研究開発を担当。
現在,日本のフィンテック企業でインドネシア金融・不動産事業を担当しながら、自身の日本留学の経験を活かし、日本への留学・インターンシップ・就職支援のプロジェクトを動かす。