今回の記事では、自己分析が何か、なぜするのか、どういう手順で進めるのを説明します。

1．自己分析とは

自分が今まで経験したことから、「良い部分」、「悪い部分」、「強み」、「弱み」などを客観的に分析し、自分の話を具体的に整理する作業を指します。

2．自己分析を行う理由

就活をすることにあたって、最も重要なことは、「あなたはどういう人ですか？」という質問に答えることです。企業に自分がどういう人なのかを紹介するにあたって、自分がどういう人なのかをよく説明できないと印象に残りません。良い印象を残すためにも、自己分析に励み、自分という人を簡潔かつ確実に説明するべきです。

3．自己分析の手順

Step 1．自分の経歴を掘り下げる。

自己分析を行うための最初のプロセスは、自分の話を作り上げることです。生まれた時から今までの出来事を思いつく限り書いてほしいです。出来事を時期に合わせて書いていくのではなく、当時に思った感情や、きっかけ、選択の理由も書いてみてください。この過程で、自分の価値観や方向性を見つけることができると思います。

事例

▪ 1996年誕生

▪ 2004年～2006年：小学2～4生日本生活（お父さんの仕事）

▪ 2013年：高校2年生日本留学決定（日本語能力があってから）

▪ 2015年：大学入学（日本語能力はあったが、英語は満足ではない）

▪ 2016年～2018年：軍隊で自分の強みと弱みを発見

▪ 2018年~2020年：韓国人留学生会役員を担う（責任感やリーダーシップを学ぶ）

▪ 2019年：東京ゲームショウ2019でゲーム業界に興味があると発見

▪ 2020年：就活のため、インターン中

日本語能力が長けているが、英語能力は不備しているから、就活の範囲を日本の企業とする。行きたい業界は関心があり、自信のあるゲーム業界を選択。職種はサークルや軍隊で習えたことから、企画やマネジメントに長けていると考える。

Step 2．自分に問いかけよう

ある程度、自分の歴史を掘り下げていくことで、自分が目指していたことや関心のあることを見つけられたとは思います。自分を分析することができる面白いテストがあります。それが、「20問答」というテストです。

制限時間：5分間
「私は～です。」という質問を20個回答するテストです。

自分で作ってみてください。

例

1. 私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿です。

2. 私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿です。

3. 私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿です。

・・・・・・・・

19. 私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿です。

20. 私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿です。

20問すべて埋められましたか？ここで大切なことは、皆さんがこのテストで記入した内容とStep1.でまとめた内容をすり合わせ、自分が本当に興味のあることを知ることです。

Step 3．人に向けストーリーを書いてみよう

ここからはStep1. , Step2.で問いかけた質問の答えを簡潔かつ具体的な話として書き、伝える準備をする必要があります。2つの質問だけでなく、大学で経験した様々な思い出も書いてみてください。サークルで楽しく遊んだことでもいいし、留学をしながら辛かったことでもいいです。そこから何を得られたのかさえ、つかみ取ることができれば、半分は成功です。いくらいい内容でも良い文章力ではないと、読まなくなってしまいます。良い文章力は読みやすい書き方、簡潔で的確な単語選択などが必要です。ここの部分は新聞を読むことや、日本語の勉強で十分に伸びることができます。このように、すらすらと読みやすく、なお的確な内容が込められたストーリを書く必要があります。

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